手作り石鹸とアロマセラピーの話
AEAJ認定アロマセラピーインストラクターの諸橋直子です。現在、手作り石鹸を制作しています。
オリーブオイルで作る石鹸は、肌へのあたりが柔らかく、精油で香り付けも自由です。犬たちも石鹸で洗うとさっぱり、ほわほわに仕上がります。
犬用シャンプーは使い始めた頃、結構匂いがキツく、苦手意識がありました。だったら自作の石鹸で洗ってみるか…と始めたのがきっかけです。
かれこれ十年以上前の話なので今は市販の犬用シャンプーも進化し、香りや洗い心地も良くなっているはずです(とはいえ、最初の印象のせいで以後、使っていません)。最近では子供用「泡で出てくるシャンプー」で犬を洗ったりしていました(これが結構便利)。
こんな風に、何で犬を洗うのが良いか?洗う側にとっても楽な方法はなにか?を模索し、1周回って「手作り石鹸」に帰ってきた次第です。
そして石鹸に練り混む材料にせよ「植物」は切っても切れない存在。
精油は植物の香り成分を抽出したものです。昨日仕込んだ「カモマイル石鹸」はジャーマンカモミールのハーブティーを使いました。
皮膚や髪の毛の健康に、美容に、と人間は長いこと、植物を自分たちの利益になるよう利用してきました。
なので改めて「植物についての知識を深めたいな」と考え、資料を色々と集めています。今回はその中からおすすめの書籍を2冊ご紹介します。
1:人の暮らしを変えた植物の化学戦略―香り・味・色・薬効
植物の利用について、精油のような「香り」としての使い方、食品として、医薬品の材料としてなど、幅広くカバーしている書籍です。
我が家の犬たちも、手作りごはんで野菜を日常的に食べています。部屋に漂う精油の香りも日常的に嗅いでいます。
人間の研究でいうと、野菜と果物をとることで、がんのリスクが低くなることが期待されています。
はっきりと「リスクが低くなる」というデータは現時点はありませんが「脳卒中や心筋梗塞をはじめとする生活習慣病の予防」にはつながると考えられています。
いずれにせよ、植物である野菜・果物は「適度に摂取することで体に良い影響がありそうだ」ということがわかっています。
参考 | 国立がん研究センター.”科学的根拠に基づくがん予防”.がん情報サービス.2020-10-29(参照2020-12-24)
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/cause_prevention/evidence_based.html
植物はなぜ薬を作るのか
医薬品のルーツが植物に多くあることが知られています。その視点で掘り下げた書籍がこちら。
知識は力 | 植物を上手に生かす知恵を身につけよう
アロマセラピーは植物の「香り」を健康増進に活用するもの。この他にも食材や薬として私たちは植物を利用しています。
その植物についての知識を蓄え、生活に生かしていきたいもの。知識は力です。興味のある方は是非、今回ご紹介した書籍を手にとってみてください。