アロマセラピーは植物から抽出した香りの成分(芳香成分)を活用し、健康増進、ストレスケアなど体のトラブル解消に役立てる自然療法です。
アロマセラピーは犬にも有効です。この記事では犬のアロマセラピー初心者に向けて「アロマセラピーとは」という基本事項について解説していきます。
アロマセラピー=芳香療法
アロマセラピーの基本は植物から抽出した「精油(エッセンシャルオイル)」を用いることです。
「精油」は植物ごとにそれぞれ個別の「香り」を持ちます。
この香りを「嗅ぐ」、マッサージオイルやクリームとして体に塗る、スプレーにして香りを体にまとい、虫よけなどに活用するなど、利用方法は多岐に渡ります。
この香りを構成するのが植物に含まれる有機化合物です。精油の中には植物ごとに、数百〜数千の有機化合物が含まれています。
これらの有機化合物が種類によって、多くの働きを持ちます。
神経の緊張を和らげる、逆に適度な刺激となり集中力を高める、血行を促進するなどその作用は様々です。
このような精油の持つ「薬理作用」を健康維持や体のトラブル解消に役立てるのが「アロマセラピー」の基本です。
精油は必ず100%植物由来のものを用いる
アロマセラピーの基本は「香りを嗅ぐ」ことです。
この際、用いる精油は100%植物由来のものである必要があります。
植物由来の精油と香りが良く似た合成香料を用いても、アロマセラピーと同じ効果が得られるとは言えません。
植物に含まれる有機化合物は数百から数千に登り、こうした複雑な成分が体に対して様々な薬理作用をもたらします。
合成香料の場合、このような多くの有機化合物による複雑な薬理作用は期待できません。
アロマセラピーを行う場合は、必ず100%植物由来の「精油」を用いることが大切です。
犬にアロマセラピーを行う際の注意点
犬にアロマセラピーを行う際、以下の2点に注意する必要があります。
- 犬に禁忌なアロマセラピー精油を把握する
- 犬に適切な使用方法、使用量を把握する
アロマセラピーは植物由来の成分が、高濃度に濃縮された精油を用います。そのため安全な使用量を知り、正しく使うことが大切です。
また精油の種類によっては犬に使用しない方が良い場合があります。このような安全に関する知識を知った上で、アロマセラピーを用いることが大切です。