犬に使って良いラベンダー、避けるべきラベンダー精油の話

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

AEAJ認定アロマテラピーインストラクターの諸橋直子です。犬のアロマテラピー初心者向けの精油といえば「ラベンダー」ですが、ラベンダーにはいくつもの種類があり中には犬への使用が向かない精油があることをご存知でしょうか。

というわけで今回は

今回のテーマは「犬のアロマにちょっと詳しくなる、ラベンダーの種類と成分のお話」です。

一口に「ラベンダー」といっても種類によって成分が違う、という話

このサイトでは過去に繰り返し取り上げているお話ですが、一口に「ラベンダー」といっても、実はいくつか種類がああります。

犬に使用できるのは、「真正ラベンダー(Lavandula officinalis)」のみ。

ラベンダーにはこの他にも

  • スパイクラベンダー(Lavandula latifolia)
  • ラバンジン(Lavandula x intermrdia)
  • ラベンダーストエカス(Lavandula stoechas)

などの種類があります。

種類が違えば、採れる精油成分も違います。

例えば:

スパイクラベンダー(Lavandula latifolia)

真正ラベンダーと比べると、カンファーの含有量が高いのが特徴です。

カンファーは樟脳の成分で、独特のスッとした香りがあります。

カンファーは「ケトン類」に属しますが、少量であれば犬に有益な作用をもたらすこの成分は、含有量が多いと神経毒として働くことや、流産の原因となる可能性が指摘されています。

ラバンジン(Lavandula x intermrdia)

真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種です。成分的にもスパイクラベンダーの特徴を引き継いでおりカンファーを多く含みます。

真正ラベンダーにもカンファーは含まれますが、ごく微量です。

ラベンダーストエカス(Lavandula stoechas)

ケトン類を多く含む精油を作る品種です。ラベンダーストエカス精油は、一般的にカンファーを約15~30%ほど含みます。

ラベンダー=すべてが犬への使用に適している、わけではない

というわけで、「ラベンダーなら何でも安心して犬に使える」というわけではありません。

今回は「カンファー」という成分名が繰り返し出てきましたが、この「カンファー」は少量だと有益、多すぎると刺激が強い、という風に使用時には注意が要る成分です。

このように犬に安全に使える精油を選ぶために、プロはこういうところを見ているんだな、と今回はご理解いただければ幸いです。

ちなみに私自身は、公益社団法人日本アロマ環境協会認定のアロマテラピーインストラクターという、プロフェッショナル資格を所有しています。

この資格は、アロマテラピーについての基本事項を習得し、一般の方に使えるための資格です。

それにプラスして

犬に安全に使用するための知識

は、私自身が「ドッグアロマ」に特化した専門知識を習得した上で、WEBサイトや講座を通して、飼い主さん向けに情報発信している次第です。

アロマテラピーは手軽に楽しめるものです。

犬の健康管理や、ストレスケア、ボディケアに役立つものですが、基礎知識を知った上で使う精油の種類を見極めることが大切だと言えます

目的、用途によって精油を使い分けよう

さて、今回の記事では「ラバンジン」はカンファーを多く含むので犬への使用除外、と書きました。

一方、ラバンジンはスッキリとしたシャープさが特徴で、個人的には好きな香りです。

カンファーはいわゆる「カンフル剤」の成分なので、香りをかぐ、頭がすっきりします(個人の感想)。

なので我が家では入浴時に、浴槽に数滴垂らして楽しんでいます。

浴室であれば、犬たちには影響ありません。

(犬たちは風呂が嫌いなので、そもそも近づいてこないのです)

こんな風に「成分」に少し詳しくなるだけで、犬に安全な精油を選んだり、犬と人間で「精油の使い分け」ができるようにもなります。

アロマテラピーに楽しみ方も、幅が広がります。

なので、ぜひこうした知識をアロマに興味のある飼い主さんに知っていただければと思い、今回はラベンダーの種類についてご紹介しました。

犬のアロマテラピー基礎を学ぶ電子書籍を無料配布中

犬のアロマテラピーを基礎から学べる電子書籍を無料配布中です。ご希望の方はこちらからご請求ください。

この記事は犬の健康基礎情報を学ぶ「ぐり通信」のバックナンバーです。
最新号の配信を希望の方はバナーをクリックしてお申し込みください。無料でご購読いただけます。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。