AEAJ認定アロマテラピーインストラクターの諸橋直子です。
暦の上ではすでに秋なのですがまだまだ暑い!という地域も多いです。そこで今回は、犬の夏の疲れ、紫外線ダメージやストレスをケアするアロマテラピーをテーマにお話ししていきます。
酷暑のダメージをケアして、秋に備えよう『犬のアロマテラピー』
私は社団法人日本アロマ環境協会認定、アロマテラピーインストラクターの有資格者として約15年、アロマテラピーに携わる仕事をしています。
アロマテラピーの良いところは、好みの香りを自在に作る出せるところ。
そして、香りのもととなる『精油』に様々な薬理作用があるところです。
薬理作用には、殺菌作用、抗菌作用など微生物に働きかけるものもあれば、リラックス作用、鎮静作用など、利用者のメンタルに働きかけるものもあります。
この他にも、血行促進作用、各種スキンケア効果など、様々な薬理作用を持つ精油があります。
こうした「薬理作用」×「香り」の組み合わせによって、犬のためのスキンケア製品やリラックスを促す香りを作り出せるのがアロマテラピーの魅力です。
嗅覚の鋭い犬には、少量の精油で十分に効果が期待できるのも良い点です。植物から抽出された精油にはたくさんの香り成分が含まれておりそれは甘いだけではなく、渋み、苦味など複雑な香りも存在しています。
そうした様々な性格を持つ香り成分が混じり合うことで奥行きのある、豊かな香りを生み出すのが、アロマテラピーの特徴でもあります。
というわけで、猛暑で受けたダメージを回復する
- 秋におすすめのアロマテラピーブレンド
をご紹介していきます。
夏の紫外線で傷んだ犬の被毛ケアに:ラベンダー×ゼラニウム
ラベンダーはアロマテラピー定番の基本的な香りです。誰もが親しみやすく、甘い花の香りが特徴ですがほんのりとみずみずしい青みも感じさせる精油です。
スキンケア効果はもちろん、殺菌、抗菌、抗ウイルス作用も併せ持つ精油なため、犬には様々な用途で利用可能です。
このラベンダーに、この時期合わせたいのがゼラニウム。
ローズゼラニウムの花と葉、茎など全体から抽出した精油成分は甘さの中にシャープさも感じさせる香りです。
この2つを組み合わせて作った犬用のブラッシングスプレーは、紫外線のダメージを受けた犬の毛と皮膚のための保湿ケアにぴったりです。
灼熱のアスファルトに疲れた肉球に:ネロリ×ラベンダー、レモン(FCF)×ベルガモット(FCF)で肉球クリーム
夏の太陽がじりじりとアスファルトを焼き、涼しい時間帯を狙っても地面が熱いまま…というのは夏に起こりがちなトラブルです。
そんな猛暑にさらされた犬の肉球は、ひび割れなど目立ったトラブルがなくても密かにダメージを受けています。
ネロリは甘さと苦味のバランスが絶妙でリラックス効果、スキンケア効果がともに高い精油です。
これにレモン、ベルガモットの柑橘系2種、ラベンダーを加え、肉球クリームを作成します。
このブレンドで私自身、乾燥防止のスキンケアオイルを作って愛用しています。手洗いをマメにする分、どうしても手の甲が乾燥しがちになります。そこでホホバオイルに、この4種のブレンド精油を加え小さな容器に入れて持ち歩き、こまめに塗っている次第です。
秋に向かって、犬も少しずつ体調を整えよう
夏も終わりに近づき、涼しく感じられる日が増えてきています。こうした季節の変わり目にこそ暑さから受けたダメージを回復し、来る秋に備えましょう。
アロマテラピーは『香り』を使って手軽に犬も楽しめるセルフケアです。興味のある方はぜひ、チャレンジしてみてください。
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