AEAJ認定アロマテラピーインストラクター、Office Guriの諸橋直子です。今回も前回に引き続き、ラベンダーのお話です。
このサイトは犬のアロマテラピーに特化して情報を配信しています。そして先日アクセス解析をチェックしたところ、このサイトで最近、最もよく読まれているのがこの記事だとわかりました。
初心者におすすめのラベンダー。一方で注意点も
Office Guriでは犬のアロマテラピー初心者の方に
「ラベンダー」
を勧めています。
一方で一口にラベンダーといってもいくつか種類があり、中には犬への使用に向かないラベンダーもあるので気をつけましょう、という注意喚起も行うようにしています。
アロマテラピーは精油が雑貨扱いなこともあり、誰でも手軽に始められるリラクゼーションの意味合いで理解されることがとても多いのですが
●精油=植物の成分を高濃度に濃縮したもの
なので、扱いにはそれなりの注意が必要です。
また、
●植物=やさしい、安全
というイメージもありますが、自然界の多くの植物は毒を持ち有害なものもたくさんあります。
アロマテラピーで用いられる精油の多くは、成分が穏やかでメリットが多いものが選ばれていますが中には刺激が強いもの、持病を持つ場合は使用しない方が良い成分も存在します。
大事なのはそうしたことをまず「知る」こと。
「知った上」で安全に正しく使用することです。
ではラベンダーの場合はどうなのか?ですが初心者の方は
「犬には真正ラベンダー」
と、とりあえず覚えてください。
犬に穏やかに作用する「真正ラベンダー」。犬への使用を避けるべき「スパイクラベンダー」「ラバンジン」「ラベンダーストエカス」
ラベンダー精油にはざっと挙げるだけで上記の4種類があります。
これは「種」の違いだけで見た場合です。
「真正ラベンダー」の「品種違い」だと更に数は増えます。
「スパイクラベンダー」「ラバンジン」「ラベンダーストエカス」の3種に共通して言えるのは「カンファー」という成分を多く含む点。
「カンファー」はいわゆる「カンフル剤」の成分ですっきりとシャープな香りが特徴です。ケトン類に分類され、神経毒性が指摘されます。
神経毒性、と書くと何やら恐ろしいものに見えますがこれは使用量と濃度に依存します。
カンファーは適量であれば、筋肉や神経への適度な刺激となり
痛み和らげる、集中力を高めるなどの作用が期待されます。
一方、刺激が強い物質であることもまた事実なので、一般の方がアロマテラピーで特に動物に使用するには向かない成分でもあります。
という風に、「禁忌」とされる精油が「なぜ禁忌なのか」という理由を含めて理解するとアロマテラピーを安全に使用するのに役立ちます。
このあたりのことも、現在作成中の「犬にラベンダー講座(仮)」で詳しく解説予定です。
興味のある方は是非楽しみにお待ちくださいね。
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