ネロリ | 犬におすすめの精油

犬におすすめの精油を、AEAJアロマテラピーインストラクターがご紹介します。今回取り上げるのは「ネロリ」です。

ネロリ」(Citrus aurantium)はミカン科の植物であるビターオレンジの花より抽出される精油です。ビターオレンジからは異なる3種類の精油が抽出されます。皮からは「ビターオレンジ」、枝と葉からは「プチグレン」と呼ばれる精油がそれぞれ得られます。

この3種の中で、「ネロリ」が最も高価な精油です。原料となるビターオレンジの花を手摘みし、新鮮なうちに水蒸気蒸留法で抽出します。1トンの花に対し、得られる精油は約1kgとわずかです。「ネロリ」に価格が高いのはこのためです。

ネロリ | 犬へのおすすめポイント

ネロリには犬に対し、以下の優れたポイントがあります。

  • 鎮静作用
  • 保湿作用
  • 犬に対して低刺激

1 | 鎮静作用

心が落ち着く香り成分リナロールを多く含みます。ネロリに特徴的なネロリドールという成分も精神的リラクゼーションをもたらすことで知られます。

犬を深く鎮静させたい、心を落ち着かせたいときに有用な精油です。

2 | 保湿作用

ネロリには保湿作用があります。乾燥肌、加齢が進んだ肌用のスキンケアに適しています。

3 | 犬に対して低刺激

ネロリの精油は犬に対し刺激が少ないため、肉球クリームブラッシングスプレーなど、様々な用途で活用可能です。

*ただし、すべての犬に安全であることを保証するものではありません。個体差があるため、合わない場合は使用を中止し、獣医師へご相談ください。

ネロリ精油の購入方法

アロマセラピー専門店や通信販売で購入可能です。ネロリ精油の主要産地はチュニジアです。

生活の木 | ネロリ | チュニジア産

価格は水蒸気蒸留法による精油で、1ml 3,300円〜10ml 28,600円 程度で販売されています。価格は販売店により異なります。

購入の際は産地、抽出方法、抽出部位を確認の上、購入しましょう。

ネロリはフローラルウォーターもおすすめ

ネロリの精油は犬に対し優れた効果が期待できる一方で、価格の高さが利用の際、ネックとなります。その場合、ネロリのフローラルウォーターであれば、より手軽に試すことができます。

フローラルウォーターは、水蒸気蒸留法で精油を抽出する際、得られる副産物です。水に溶け込み水溶性の芳香成分が含まれます。精油よりもさらに作用は穏やかです。

ネロリのフローラルウォーターは花と果実が同時に感じられる、心地よい香りです。犬のブラッシングスプレーとして、そのまま利用できます。

フローラルウォーター | ネロリ

犬におすすめ | ネロリ精油の使い方

  • ディフューザーで室内芳香浴
  • 水で薄めてルームスプレーとして
  • 犬の体に使用するブラッシングスプレー

*ルームスプレー、ブラッシングスプレーへの精油使用量はこちらの記事を参照してください。

ブレンドの相性が良い精油

柑橘系全般(ただし、光毒性のあるものは避ける。またはFCFのものを使用する)、ラベンダー、ローズなど。

*ネロリ精油の原料は柑橘系の植物ですが、抽出部位が花であるため光毒性についての心配はありません。

*光毒性については次の記事内にある レモン精油は「光毒性」に注意 の項目を参照してください。

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ラベンダー | 犬のアロマセラピー基礎知識

犬のアロマセラピー初心者向けに「ラベンダー」精油についてこの記事では解説していきます。

ラベンダーは甘く優しい母の香りと草の青みを併せ持つ初心者向けの精油です。犬にも受け入れやすく、用途も広いため犬のリラクゼーション、ボディケアに活躍します。

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犬の肉球ケアに「アロマクリーム」がおすすめな理由

こんにちは、AEAJ認定アロマセラピーインストラクターの諸橋直子です。今回は「アロマで行う肉球ケア」についてお話ししていきます。

家庭できる犬のアロマケアシリーズ、前回の記事はこちら→「犬用アロマスプレーの作り方(2)」。

犬の肉球ケアには市販の「保湿剤」を塗る(ワセリンなど)というシンプルな方法もありますが、Office Guriでは「アロマの肉球クリーム」をおすすめしています。

その理由は後半に触れることにして、まずはそもそも何故、犬の肉球ケアが必要か?という理由について解説しておきます。

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犬用アロマスプレーの作り方(2)

AEAJ認定アロマセラピーインストラクターの諸橋直子です。

前回に引き続き、「犬用アロマスプレーの作り方」について解説していきます。

前回の記事では、以下のように書きました。

ブラッシングに使用するのであれば、ある程度ブラシ通りを滑らかにしたい、という要望があるはずです。

また、スプレー内に均一に精油を拡散することも大事なポイントです。

精油は基本的に「油」です。
なのでそのままでは水には溶けないですし、良いスプレーの条件は「精油成分が均質に水に混じり合っていること」です。

ブラシ通りを滑らかに
精油を均質に水に混ぜるには?

この2つをどうクリアしていくか?について、次回解説していきます。

この2つの問題について、具体的な解決方法をお話ししていきます。

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犬用アロマスプレーの作り方(1)

AEAJ認定アロマセラピーインストラクターの諸橋直子です。今回は犬におすすめのアロマ、その活用法についてお話しします。

記事を読んで、犬のアロマを勉強し始めました!

というメールを最近いただくことが増えました。

そんな初心者の方のはじめてのアロマ活用法としておすすめなのが

アロマスプレー

です。

スプレーボトルに精油を入れ、水を入れてよく振る

一言でいうと、あっさりとこんな感じになります。作り方を過去、動画でご紹介したことがあるので、まずはこちらをご覧ください。

好みの精油で作るアロマスプレーは、犬との生活空間を手軽にリフレッシュする香りのアクセントとして使えるほか、少しアレンジを加えると

  • ブラッシングスプレー
  • 犬の全身用アロマミスト

にもなります。

というわけで今回は初心者向けに、スプレー材料配合のポイントについて、まずはお話します。

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犬におすすめブレンド精油「ヒノキ+ユズ」

こんにちは、Office Guriの諸橋直子です。今日は寒さを乗り切る「香り」の話です。

1月はまだ、寒さを強く感じる時期ですが、これが2月になると少しずつ暖かくなります。

2022年2月4日は立春。

東風解凍(はるかぜこおりをとく)」、という言葉が示すとおり、春のやわらかな風を感じたり、湖や川の氷が解け「春」の訪れを感じられる時期でもあります。

と、同時に「三寒四温」と呼ばれる寒さと暖かさがかわるがわる、やってくる季節でもあります。これは春の初めに低気圧と高気圧が、交互に到来するためです。

ちょっと暖かいな、と思ったらまた寒い…を繰り返すため、犬も人も寒暖差の変化に身体がついていけないな、と感じる季節でもあります。中には体調を崩してしまう犬もいるので、注意が必要です。

こうした場合、犬の生活スペースを適温に保つのはもちろんですが、食事、休息をしっかりとるなど基本を守ることも大切です。

その上で、家でのセルフケアとして「香り=アロマテラピー」もおすすめですよ、という話を、これからしていきます。

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犬と一緒に、ハーブや精油など「植物」のある暮らしを

こんにちは、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター | 諸橋直子です。

週末に、我が家のぐりにお花をいただきました。

たくさんの方からお花をいただきぐりの周りはずっと花でいっぱいです。ありがたいですね。

同時に庭に切り花に適した花を植えて、いつもぐりが花に囲まれているようにしてやりたいなあ、と考えました。
っそこでネットで種をいくつかオーダーしました。

タキイネット通販
https://shop.takii.co.jp/

年も明けてちょっと暖かくなり、庭にあれを植えよう、これもいいな、と考える季節になりました。

そんなわけで今回は「犬の健康にハーブや精油など、植物を使うと楽しくていいよね」という話をします。

ヒノキとユズのブラッシングスプレーや、犬のための食べるハーブについてご紹介します。

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犬のアロママッサージをしてみよう

AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・諸橋直子です。今回は「犬のアロママッサージ」に興味がある初心者の方向けに、基礎からの解説記事を書こうと思います。

犬が喜ぶ『アロママッサージ』

犬はマッサージが大好きです。もともとは群れで行動する生き物である犬にとって「体を触れ合わせることで、仲間の存在を確認できる」のは重要なことです。

我が家には現在3匹のラブラドールが同居しています。そして、ふと気がつくと、3匹は必ずどこかしら体の一部をくっつけあっていることが多いです。

人間もよく、足の甲にどん!と腰を降ろされます。
これは人間も、群れのメンバーとしてみなされているのだろうか、と思いつつ、私自身も黙って犬に座られています。

こんな風に、基本的に他者と触れ合うことが好きな犬にとって、マッサージは実にぴったりであると言えるでしょう。

マッサージは、人の手によって犬の体を「揉む」という、非常にシンプルなドッグ・ケアです。

このマッサージには以下の、2つの側面があります。

  1. 筋肉をもみほぐすことで、緊張や疲れを取る「肉体的」なメリット
  2. 人の手で触れられることによる、安心感や満足感など「精神的」なメリット

さらにそこに「アロマセラピー」による「香りのケア」を加えると相乗効果が狙えるため、個人的にはお勧めする次第です。

「アロマセラピー」は、元気なうちから。日常的に行う「セルフケア」として取り入れるのがおすすめ

アロマセラピーの良いところは「り」という、犬もヒトも、言葉抜きで共有できるツールを使える点です。
香り」を通して、お互いの心と体の緊張をほぐしたり、ストレスケアにも利用できます。

現代に生きる犬は、人間同様、高度で複雑なストレスにさらされる場面が増えてきました。
こうしたストレスを、適切にケアすることで、健康維持、体調悪化を防ぐ目的での使用に、アロマセラピーはおすすめです。

そして、マッサージとアロマセラピーは非常に相性が良いことでも知られます。

良い香りをかぎながら、飼い主さん自身の手で行うアロマセラピー・マッサージは、犬にとって至福の時間となるでしょう。

飼い主さんにとっても、マッサージで犬がうっとりしている表情を見られるのはとても嬉しいものです。
何より、犬が喜ぶことを、自分自身の手でしてあげられている、という点で飼い主さん自身が、高い精神的満足を得られるのも特徴です。

ポイント

  • マッサージは犬が喜ぶ
  • その姿を見て、飼い主さんも精神的満足を得られる

このように犬とヒト、お互いにとってメリットの多いマッサージ。具体的にはどのように行ったら良いのでしょうか?

植物の知識を掘り下げたい | おすすめ書籍2冊 | コラム

手作り石鹸とアロマセラピーの話

AEAJ認定アロマセラピーインストラクターの諸橋直子です。現在、手作り石鹸を制作しています

オリーブオイルで作る石鹸は、肌へのあたりが柔らかく、精油で香り付けも自由です。犬たちも石鹸で洗うとさっぱり、ほわほわに仕上がります。

犬用シャンプーは使い始めた頃、結構匂いがキツく、苦手意識がありました。だったら自作の石鹸で洗ってみるか…と始めたのがきっかけです。

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